開成卒業生が語る中学受験

目からうろこ。開成卒業生かめだんだから知っている。中学受験の注意点。

馬車と汽車の使い分け

お子さんが問題に行き詰ったとき、どのように声をかけるでしょうか。
 
「何が分からない?」と聞いたところで「何が分からないか分からない」。
それが分かれば苦労しない、というやつです。
 
コーチングという言葉があります。
「コーチ (Coach)」という言葉の語源は【馬車】。
馬車の役割は、「その人が望むところまで人を送り届ける」ことです。
そこからコーチングは、「人の目標達成を支援する」という意味で使われています。
コーチングは「自発的行動を促進する対話」です。
コーチは、
・気づき
・視点
・考え方
・目標達成に向けた行動
などを増やすために効果的な対話をします。
 
重要なのは、コーチが先導したり強制したりするのではなく、相手が主体性を持ちながらこれらを実現するところにあります。
 
そしてコーチングにより、お子さんの目標達成に必要な
・知識
・解法
・自発的な行動
を獲得させることが期待できます。
お子さんが問題に行き詰ったときは具体的に聞いてみましょう。
・分からない用語
・条件
・線分図、面積図
など。
 
とにかく、お子さんに自発的に答えさせてください。
親御さんはついつい自身で話を進めてしまいがちですが、お子さん自身で解けるようになることが目的のはずです。
 
ちなみにコーチングに対して、トレーニングという言葉があります。
語源は「トレイン(Train)」、汽車です。
汽車は線路の上を言われた通りまっすぐ進みます。
「指導者の言う通りに行動させる」という意味で用いられています。
どちらがいいというものではありませんが、親御さんが意識して使い分けることが重要です。
 
物事、小事より大事は発するものなり。油断すべからず。
- 伊達 政宗
 
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