開成卒業生が語る中学受験

目からうろこ。開成卒業生かめだんだから知っている。中学受験の注意点。

時事問題は知識ではない

先日の記事で「傾向と対策」に触れました。
 
基本的に対策を取るのは難しいという考えをお伝えしましたが、「時事問題」についてはある程度の準備ができます。
特に毎年入試問題の中で時事問題が扱われている学校についてはしっかり準備しておきたいですね。
 
現在までの主な重大ニュースを挙げてみると、
・新元号「令和」
・参議院選挙
・日韓問題の緊張
・2020オリンピック
・渋沢栄一、新一万円札
などでしょうか。
重大ニュースで気をつけなければならないのは、「こんなことあったよね」で止めてはいけない点です。
ニュースはあくまで前振り。
例えば、新元号「令和」については「●●時代」にさかのぼることができますし、「象徴天皇の在り方」についても言及できます。
上記で挙げた項目について触れておくと、
 
・参議院選挙:衆議院との違い(立候補年齢等)、国会の仕組み、三権分立など
・日韓問題の緊張:元寇、第二次世界大戦、竹島問題など
(ただし、日韓問題はとてもデリケートな部分を含むので私が作成者ならできるだけ避けたいテーマです。)
・2020オリンピック:オリンピック憲章(スポーツに加え、文化や教育の振興、世界平和)、課題(交通混雑や猛暑対策、終了後の施設の扱い)、障碍者との共存など
これらは知識を問うより思考を求める問題になりやすいでしょう。
・渋沢栄一、新一万円札:そもそも何者か、幕末、明治維新、二松学舎大学学長など
 
に展開していけると思います。
繰り返しになりますが、時事問題はあくまで切り口であって、そこからどんな問題に派生するかを抑えておくことが重要です。
入試問題作成は12月前後と言われています。
今後、まだいくつかのニュースが出てくるでしょうが、このような視点で考えてみると良いと思います。
 
挫折してもプライドは失わない、それは努力しているからだ。
- 長嶋 茂雄
 
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
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