開成卒業生が語る中学受験

目からうろこ。開成卒業生かめだんだから知っている。中学受験の注意点。

63.公立中高一貫校への取り組み方

おかげさまですっかり具合が良くなりました。
早速ですが、今回からは公立中高一貫校について記してみます。
都内の小石川、両国、白鴎をメインに想定し、

できるだけ他の学校や私立中学にもつながる内容にしたいと思います。

確認事項

厳密に言うと小石川は都立中等教育学校、両国、白鴎は都立中学校と呼ばれています。どちらにしても中高一貫です。
倍率は平均すると5~7倍、一般枠の試験日が2/3、合格発表は2/9というのが例年の実施状況かと思います。
適性検査(試験)は質量ともにレベルの高いものが要求されています。
学校ごとの色合いはあるにしろ、共通認識としては概ねこのような具合です。
 

 

合格者の共通点

さて、合格者の顔ぶれを見ていると、ある程度の共通点があります。
・自学自習ができること
・読書が好きなこと、もしくは読むことに苦を感じないこと
・書くことに苦を感じないこと
・計算に苦を感じないこと
・特定の分野にマニアックな知識を持っていること
…などです。
 
自学自習についてはほとんど言うことはありません。
「やれ」「やりなさい」という学習状況では定着度が全く違います。
また、適性検査では作文を課せられますが、お子さんのスタンスは作文にストレートに反映されます。
「あ、あんまりやる気ないんだな」という作文は読めばすぐに分かります。
 
読書が好きなことは、適性検査で求められるボリュームのある問題文をこなすのに大きな武器になるでしょう。
また、読書により付随的に知識の量も増えますので幅広い角度から出題される適性検査にも対応しやすいはずです。
 
書くことや計算についても異論を唱えられる方はいないと思います。
最後のマニアックな知識というのは恐らく「執着力」の強さと関連しているように感じます。
徹底的にやろうとなるととことん力を振り絞る、そういう性格が合格を引き寄せるのだと思います。
 

 

これだけで良い

上記を読むと気が滅入る親御さんがいるかもしれません。
しかし、逆に言えばこれだけで良いのです。
「星の動き」やら「都道府県の形」やら小学校で学ばないようなことを暗記する必要はありません。
読み、書き、そろばんをしっかりできるようにすること、
何より本人のモチベーションが高い状態で対策に取り組むこと。
この2点を抑えながら進めていけば合格率は大きく高まるはずです。
 
今回はここまでです。
次回は公立中高一貫校受検とそのリスクについて。
その後は各校の傾向や対策について触れてみたいと思います。
 

 

 
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
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