開成卒業生が語る中学受験

目からうろこ。開成卒業生かめだんだから知っている。中学受験の注意点。

64.公立中高一貫校への取り組み方②

今回は中高一貫校を受検する際の注意点について。
 
結論としては中高一貫校を受検するお子さんは私立中学を併願した方が良い、と私は考えています。

併願受験する私立中学は

・2科目受験ができること
・特待生制度(授業料免除)があること
・高校の偏差値が高いこと
を候補に考えます。
いくつか理由を挙げてみます。

経済的負担について

経済的負担を抑え、学習意欲の高い環境にお子さんを進学させたい、というのが中高一貫校を目指す理由の1つではないでしょうか。
中高一貫校対策には付随して、国語や算数の高い能力も求められます。
私立中学の出題形式や過去問に触れれば受験への対応は可能です。
私立中学校としての偏差値は低いが、特待生制度(授業料免除)のある中学校。
1つの狙い目になるはずです。
 

 

私立校ならではの面倒見

同じ学校でも高校受験の際には偏差値が高くなるのが一般的です。
が、入学した際の私立ならではの面倒見の良さは軽視できません。
特に偏差値が低ければ低いほど面倒見は良くなる傾向があります。
もし、公立中高一貫校に合格できず、地元の中学に通学することになった場合、
その後の3年間には天と地ほどの差ができるでしょう。
 

 

成功体験

合格に向けて親御さんが尽力される一方、お子さんたちも頑張っています。
しかし、倍率が5~7倍の公立中高一貫校では不合格になる受検生が圧倒的に多いのです。
もし、不合格になった際にお子さんに「全て無駄に終わった」という思いはさせたくありません。
せめて、1校だけでも合格を取ることはその後の成長にも大いに影響を与えるはずです。
また、私立中学の良いところは受験日が複数あることです。
公立中高一貫校は2/3だけですからね。
「2兎追うものは1兎…」ということを心配される親御さんもいるかと思います。
バランスとしては、「8:2」あるいは「9:1」で公立中高一貫校を考えておけば良いと思います。
少なくとも「10:0」にするよりはお子さんにとっていいのではないかと考えます。
 
今回はここまでです。
次回は公立中高一貫校受検とそのリスクについて。
その後は各校の傾向や対策について触れてみたいと思います。
 

 

 
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