52.算数に強くなるために求められること③
引き続き「割合と比」についての話です。
前回お話した「単位に着目」することができるようになれば次のステージです。
ただし、慌てずに進みましょう。
前回お話した「単位に着目」することができるようになれば次のステージです。
ただし、慌てずに進みましょう。
単位を観察していれば分かることですが、中学受験において
異なる単位が出るのは速さに関わる問題だけです(極論ですが)。
速さを求めるには、「秒、分、時間、日」と「距離、個数」。
この2種類さえ区別がつけば十分なのです。
そして、この2種の区別がつけば、
「き・は・じの3原則」
「線分図利用の問題」
「時計算」
「仕事算」…
これらは普段の声掛けで意識付けをすることができます。
例えば、日々の計算問題、10分で10問解けたとしましょう。
このときの回答速度は10問/10分 = 1問/分です。簡単ですね。
しかし、秒速にすると途端に正答率が下がります。見てみましょう。
答えは、10問/600秒 = 1/60問/秒となります。単位を考えればすぐに分かります。
一方で単位に目がいっても分数計算に苦手意識のあるお子さんは
600/10=60問/秒 というような計算をしてしまいます。
1秒で60問…。
どうしても分数計算を避けたがるお子さんはいらっしゃいますね。
割合や速さの問題では計算力を含めてその概念を鍛えることが重要です。
次回はせっかくなので、速さについてのテクニック、裏技的なものをお知らせしたいと思います。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
お子さんについての具体的なご質問等、お問合せで受け付けております。
ぜひ、遠慮なくお問合せください。
↓ 以下にたくさんの役立つブログがあります。私も参考にさせていただいています。