個別指導の落とし穴
個別指導(またはその併用)の効果について聞かれることがあります。
結局のところ、「人による」というところです。
それでもいくらか注意する点があります。
塾からの提案
塾から示されるオプション講座について考えたことはありませんか?
①お子さんに必要だから勧められるのか?
②ノルマを達成するために勧められるのか?
③売り上げ達成のために勧められるのか?
経験上、この手の話は8割方②とか③といったところです。残念ながら。
嫌でも勉強時間を確保できるという点では、
各期の講習受講は必要だから勧められるでしょう。
気をつけなければいけないのは個別指導(またはその併用)です。
個別指導のメリット
個別指導のメリット・デメリットと考えられている点について整理。
【メリット】
①お子さんの状況を確認した上でスタートできる。
②だから、苦手科目や苦手分野を集中的に勉強できる。
③また、先生・講師との距離が近い。
④だから、お子さんの進捗状況を詳細に確認できる。
(塾にもよりますが、報告書等を提供してくれるところもありますね)
⑤お子さんのスケジュール(他の習い事等)に合わせて受講ができる。
… こんなところでしょうか?
【デメリット】
①受講料、時間単価が高い。
②本当に必要なのか判断しづらい。
… メリットの方が多いように感じます。
でも、メリットとして捉えているものは落とし穴だらけです。
上記の例で言えば、
①お子さんの状況を確認した上でスタートできる。
→誰がどのような方法で状況を確認していますか。
塾の先生ではありませんか?
下記につながるような恣意的な状況確認ではありませんか?
②だから、算数などの苦手科目や苦手分野を集中的に勉強できる。
→苦手科目や苦手分野は誰にでもあるものです。
必要以上に強調されていませんか?塾の先生に。
「いつまでに何をどこまでできるようにするか」はっきりしていますか。
③また、先生・講師との距離が近い。
→「質問のしやすさ」、「先生のようにできるようになりたい」につながれば良いと思
います。
一方で、締まりのない指導、マンネリズムを招きませんか。
④だから、お子さんの進捗状況を詳細に確認できる。
→その進捗状況は適切なものですか。
受験に向けてのペース配分は問題ありませんか。
⑤お子さんのスケジュール(他の習い事等)に合わせて受講ができる。
→優先順位ははっきりさせていますか。
例:5年生までは、野球を優先するから個別指導を併用する。
その先は受験を優先し、スケジュールは問題にしない。
このようなことが塾側と共有されているでしょうか。
いくらか補足する点がありますのでまた、別途補記します。
また、これらの記事は個別指導を全否定するものではありません。
ご了承ください。
下を向いていたら、虹を見つける事は出来ないよ。
- チャールズ・チャップリン
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
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