67.両国中の傾向と対策
今回は両国中の過去問傾向と対策について。
両国中は適性検査Ⅰ、Ⅲが各300点、適性検査Ⅱが200点で出題されます。
また、適性検査Ⅰ、Ⅱは各45分、適性検査Ⅲは30分となっています。
加えて、学校からの報告書は200点分、1000点満点の選考です。
適正検査Ⅰ
適正検査Ⅰでは、2つの文章が与えられ、3〜4題の読解問題と、400字程度の作文が出題されます。
配点は読解問題が40%、作文が60%です。
読解問題は20字程度から60字程度と他校の出題と比べ、短い字数で答える問題が多いのが特徴です。
作文は文章の内容をふまえた条件のある作文が出題されます。 比較的オーソドックスな内容です。
新聞のコラムや評論文などから1~2ページ前後の短い文章が2つ出題されます。
文章の内容を的確に捉えた上で、自分の考えを文章にまとめ、適切に表現する力をみることが目的です。
天声人語の要約などを日頃の習慣とすることも対策の1つになるでしょう。
適性検査Ⅱ
共通問題として、小石川中等と同様の出題です。
小石川中より数字は扱いやすくなるものの、概数の扱いには注意が必要です。
適性検査Ⅲ
適性検査Ⅲは30分という短い検査時間が特徴です。毎年、小問5題出題がされます。
教科は算数や理科が中心で、短時間で
会話や資料を読み取る読解力、
計算力、
与えられた条件を素早く整理する力
が求められます。
特に、立方体やその展開図、求積問題には十分な対策が必要です。
両国中のWebサイトには、解答例が示されているため、過去問に取り組む際の参考になるでしょう。 また、出題の方針も示されていますので、共通項を見つけることも難しくはないはずです。
報告書は小石川中と同様、満点近く取りたいです。
また、適性検査Ⅲについては短時間での独自問題という点で、他の受験生と差がつきやすい問題になるはずです。
満点を狙わずにまずは「確実に3問取る」というスタンスが良いでしょう。
次回は白鴎中について触れてみたいと思います。
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